
DME特集
次世代のLPガス代替エネルギーとして 注目を集めるDME(ジ・メチル・エーテル) かわら版に掲載された記事を まとめてみました。
旧聞・新聞より ガスソースの多様化
DMEとはジ・メチル・エーテルの略で、もとは化粧品などのフロンに代わる噴射剤として使われてきたものです。化学式はCH3OCH3で物性がLPガスに非常によく似ており、沸点が-25℃でLPガス同様液化ガスとして取扱う事ができます。
製造は炭層メタンやLNG等を原料に合成されるもので、現在通産省の補助事業として北海道で合成試験プラントが稼動しています。 低品質LPガスとともにいずれも昨今のタイトなLPガス供給に対する対策として注目されています。
(H13年2月 かわら版12号)
DMEのゆくえ
次世代のLPガス代替燃料となるか、と注目を集めてきたDME(ジ・メチル・エーテル)の行方が気になります。 DMEの製造は、一,二のメーカーと試験機関で実用段階に向けた研究が始まったばかりですが、今後の動向について消息筋に尋ねたところ、次のような感触を得ましたので、ご報告致します。
DMEは、物性的にエーテル特有の溶融性が強く、シール材やホースその他ガスに接する部分の素材研究を進める必要がある。 石炭や天然ガスなどを原料として製造されるが、これまで主としてエアゾールの噴射剤用に、フロンの代替品として利用されてきただけなので、燃料用としてプラント製造する場合、製造コストと生産量をがどのレベルまでもっていけるかが、今後の解決課題となっている。 将来、自動車燃料、LPガス代替燃料、燃料電池用等に有望視されているDMEの行方に注目したいものです。
(H14年4月 かわら版15号)
DMEは敵か味方か
地球規模で、地球温暖化防止策が叫ばれる中、新エネルギーの開発が注目を集めています。
環境に優しく(低NOX、低CO2排出)、安定供給性の高い(中東依存性が低い)次世代クリーンエネルギーと称される『DME(ジ・メチル・エーテル)』。
DMEに関する研究は、ヨーロッパでは9年以上に及んでおり、日本でも昨年あたりから国を挙げて、実用化・普及に向けた研究が盛んになってきました。
DME燃料を生成するには、天然ガスを始め、石油や石炭など、無尽蔵にあると思われる資源を利用します。また、生成の過程がシンプルであるためプラントの建設費が安く生成できるとされており、価格競争力のあるエネルギーと考えられます。
では、このDMEとはLPガス事業者にとって、敵なのでしょうか?味方なのでしょうか?
DMEの特性は、LPガスに非常によく似ている(熱量はLPガスの半分くらい)ことから、LPガスの代替エネルギーだとも位置づけられています。 では、このDMEとはLPガス事業者にとって、敵なのでしょうか?味方なのでしょうか?
DMEの特性は、LPガスに非常によく似ている(熱量はLPガスの半分くらい)ことから、LPガスの代替エネルギーだとも位置づけられています。 このことだけを見ると敵に見えてしまうDMEですが、DMEは、LPガスのみならずディーゼル燃料の代替、燃料電池の水素供給源としても注目されています。特に、ディーゼルエンジンに代わるDMEエンジンの研究は、ボルボ社を始め日本の各企業でも盛んで、実験車で一般公道走行テストも行われています。また、燃料電池で利用される水素の生成においても、水素を取出すエネルギーがあまりかからない事から、DMEが利用される可能性は高いといえます。
DMEの普及には、法の整備など数々の問題が残されていますが、DMEはLPガスと類似している点から、一般供給ではバルクやシリンダを利用した供給が可能であり、供給設備もLPガス用の機器に改良を加えれば使用できるなど、LPガス事業者のインフラをそのまま流用できます。
さらにその他にも利用用途の多いエネルギーであるDMEを扱えるLPガス事業者にとっては、新たな需要拡大のチャンスではないかと思います。
(H14年8月 かわら版16号)
代替エネルギーとしてのDME
DME(ジ・メチル・エーテル)は、物性がLPガスに非常に似ている事から、次世代のLPガス代替エネルギーとして注目を集めています。
エネルギー需給のバランスを重視して、国政レベルでも大きく取上げられ、供給インフラ整備のための技術面の研究、天然ガスや石炭からDMEを製造する場合のコスト面の研究などが、官民挙げて進められています。
採算面での解決もつきそうで、どうやら2005年頃から市場に出回るのではないかと見られています。
でも、DMEという名称はどうも代用品的なイメージが強く、実際に流通するまでには、夢のあるいいネーミングがされるといいですネ。
(H15年1月 かわら版17号)



