
金町通り
今回ご紹介するのは、JR岐阜駅からまっすぐ北へ延びる金華橋通り、岐阜の中心街柳ヶ瀬を南北に横断するストリートである。
実はこの通り、いくつもの名前があって、その名前の変遷を辿るとそれぞれの時代を反映していて面白い。
戦前は「凱旋道路」と名づけられ、軍用道路の時代が長く続いた。 日露戦争に勝った凱旋将軍がお通りになったのであろうか。 そして戦後、名前は180度変わって「平和通り」となった。
岐阜市で文化・スポーツなどのイベントが行われる時、パレードなどに使われるのは決ってこの道路。 この通り、またの名を「金町通り」ともいう。
この道に面した町名が金町なので名づけられた名前だが、明徳小学校の南側を1丁目として岐阜駅前の8丁目に至る町並みが金町だと知る人は、岐阜っ子でも少ない。
ちなみに、他所の人々のため「金町」の読み方を示しておこう。「こがねまち」と読む。 そんなに金のたまる町でもないのにそういわれるのはこの通りの5丁目に金神社があるからだ。
そして、最も新しい呼び名が「金華橋通り」である。長良川に架かる金華橋に通じる通り、という意味から命名された「金華橋通り」という名前はまだ耳新しい。
Written by C.Hatanaka
金 華 山
今回は岐阜市で最も有名な山、「金華山」(標高338m)をご紹介します。
この山、岐阜市全体から見ると、まさに岐阜市の中心部に位置し、古くから市民に親しまれています。
「金華山」という名前は明治以降に付けられたもので、それ以前は「稲葉山」とか「因幡山」と言われていたそうです。
この山には「ツブラジイ」という植物が自生しています。 「金華山」という名前は、この植物が初夏に花を咲かせて山肌を金色に染める様から「金の花の咲く山」「金色の華やかな山」と呼ばれたのが元になったとか・・・。
岐阜市民のみならず、市外からも多くの人が訪れる「金華山」。 麓には岐阜公園があり、そこから伸びるロープウェイで山頂へ向かうと「岐阜城」にたどり着きます。 古くは「斎藤道三」「織田信長」といった戦国武将達の居城でしたが、今は岐阜の観光スポットとして整備され、夜はライトアップされています。 「金華山」の北側、温泉旅館街前の河原から見上げると、暗闇の中に「岐阜城」がぼんやりと映し出されて幻想的です。
Written by K.Kikuchi
金 公 園
今回は岐阜市街にある金公園を訪れました。
金公園は、Vol.1でご紹介した金神社の隣にある公園で、柳ケ瀬を訪れた人々の憩いの場として親しまれています。この公園には、ちょっと面白い時計があります。
それは、ある時間になると音楽と共に人形たちが出てくる、からくり時計。 近くを通るとどこからともなく陽気な音楽が流れてくるので、思わず見上げてしまいます。 でも、普段はからくり時計とは気付かないので、もしかしたら知らない人もいるかもしれません。 さまざまな衣装を身にまとって飛び出してくるこの人形たち、一見共通性もなくてちょっと不思議に感じられます。 でも、これにはちゃんと意味があります。実は、岐阜市の友好姉妹都市にちなんだ人形たちなのです。
岐阜市の友好姉妹都市は、イタリアのフィレンツェ、中国の杭州、アメリカのシンシナティ、ブラジルのカンピーナスです。 これらの国々の人形たちがそれぞれの国の衣装を身にまとって踊っていたのです。 岐阜市は、さらに平成6年にオーストリアのウィーン市のマイドリング区とも提携を結んで、さらに豊かな国際交流を目指した街づくりを進めています。
そんな想いが象徴されたからくり時計は、今日も訪れた人々を楽しませてくれています。
Written by K.Kikuchi
美江寺観音
今回は、美江寺観音を訪れました。
美江寺観音は、以前にもご紹介したJR岐阜駅からまっすぐのびる”金華橋通り”に面していて、柳ヶ瀬から少し北へ向かったところにあります。 そこは、周りに市民会館や病院、裁判所などの大きな建物が建ち並ぶ、車の通りも激しい町の中です。
しかし、一歩足を踏み入れると、周りの様子とは違った空気を感じます。境内では参拝に訪れた人たちがお参りをしていて、とてもゆったりとした時間が流れていました。
さて、美江寺の観音なのですが、昔からこの岐阜市にあったわけではありません。はじめは伊賀国で祀られていたそうですが、養老3年(719年)に現在の本巣郡巣南町に移され、 その後稲葉城主となった斎藤道三によって、現在のこの場所に移されたそうです。 また、その観音は奈良時代に流行した乾漆像というもので、なかでも脱乾漆像という土の原形の上に麻布を漆で塗り固め、土を抜いて木枠を入れるという技法でつくられたものだとか・・・。
地方ではこの種の遺品は少なく、とても貴重な存在なのだそうです。 乾漆像という点から奈良時代に造られたものだろうとみられています。 ここには、1000年以上もの歴史があったのです。
いろいろな時代を辿ってきた美江寺観音、周りの様子は時とともに変わっているけれど、その時代に調和しながら今も歴史を刻んでいます。
Written by K.Kikuchi
鵜 飼

今回は、岐阜で有名な鵜飼をご紹介します。
鵜飼とは、鵜を飼い慣らして鮎などの魚を捕る漁法で、鵜が水面で魚を丸飲みするという習性を利用しています。なんと約1300年も前から行われている漁法なのです。 現在は、5月~10月の満月と増水の日以外毎日行われています。
さて、この鵜飼、1300年もの長い間受け継いでこられたのは、織田信長や徳川家康といった権力者など多くの人に保護されてきたからなのです。
ちなみに現在では、鵜匠は宮内庁式部職という官職をもっています。 また、岐阜には6人の鵜匠がいるのですが、実はみんな鵜匠家に生まれた男の人たちで、それ以外の人は鵜匠になることはできないのだそうです。その限られた鵜匠たちが鵜を訓練し、愛情をもって育てているのです。
このような長い歴史と伝統を持つ鵜飼は、鵜匠と鵜の信頼関係により成り立っている独特の漁法だったのです。
かつて松尾芭蕉もこの岐阜を訪れた時に観覧して絶賛したということですが、今も川面を照らす篝火は夏の夜を彩り、鵜匠が織りなす巧みな技は、見る人を惹きつけています。
Written by K.Kikuchi
岐 阜 公 園
今回は、岐阜公園を訪れました。
岐阜公園は、金華山の麓にある公園で、多くの人々に親しまれています。 広い公園内には、休憩所やベンチがあり、緑に囲まれながらゆったりとした時間を過ごすことができます。 子供たちと一緒に歩いている人、犬を連れている人、ベンチで本を読んでいる人、見渡すといろんな人がこの公園にいました。 また公園内には、憩いの場の他にも博物館や美術館なども建てられています。
さっそく、岐阜市歴史博物館をのぞいてみました。 この博物館では、長良川流域の歴史や文化、鵜飼の歩みについての展示がされています。 それ以外に特別展示も行われていて、信長とその政権を支えた家臣たちの紹介がされていました。 定期的に内容が変わるので、岐阜に関することをもっと詳しく知ることができます。 
園内には信長の居城跡もあり、博物館以外にも昔の様子をうかがうことができます。通路や階段、水路などは巨石を立て並べて造られていたそうで、その時代には珍しい遺跡なのだとか。
今ではこんなにのどかなところになっているけれど、昔は戦乱の世を生きた人たちがここにいたのです。
ちょうど涼しくなってきたこの季節、公園を歩きながら歴史や文化に触れてみるのも楽しいものです。
Written by K.Kikuchi
金鳳山正法寺
今回は、岐阜にある大仏をご紹介します。
大仏は、岐阜公園から歩いて約2分の金鳳山正法寺にあり、今から約150年前に大地震や大飢餓の災霊の祈願をたて、建立されたそうです。
実はこの大仏、岐阜県重要文化財にも指定されていて、日本三大仏の一つともいわれる程のものなのですが、岐阜の人でも案外知らない人が多いようです。また、籠大仏としては日本一なのだそうです。 籠大仏 ― それは木材を組み、竹を編んで骨格を作り、外部には一切経や阿弥陀経などを糊張りしてその上に漆を塗って、金箔を貼ったという珍しいものです。 薄暗い堂内へと足を踏み入れると、すぐに大仏が目に入ってきます。竹を編んで作ったものというイメージからは想像出来ないほどなかなか立派な大仏です。ちなみに、高さが13.63メートル、顔の長さは3.63メートルあり、高いところから見下ろしている感じです。 38年の歳月を費やして完成させたといわれる大仏 は、まさに民衆の願いを背負い、世の中をじっと見てきたといった印象を受けました。
これからもずっと私達を見守り続けてくれますように・・・と願って、大仏殿を後にしました。
Written by K.Kikuchi
柳 ヶ 瀬

今回は、岐阜市の中心街である柳ヶ瀬を歩いてみました。
柳ヶ瀬のアーケード街にはたくさんのお店が建ち並んでいて、いつも多くの人で賑わっています。
さっそく商店街を歩いてみると、アクアージュ柳ヶ瀬と書かれた細い通路を見つけることができます。その通りは街灯やベンチが置かれていて、表の通りとは少し雰囲気が違います。 また、地下道を抜けてしばらく歩くと、噴水が見えてきます。お店が建ち並ぶ中にほっと一息つける場所という感じです。 実は、これらは全て平成元年に建設されました。どうして全て同じ時期なのかというと、岐阜市制100周年記念の事業の一環で計画されたものだからなのです。 現在では柳ヶ瀬の街や人の中に溶け込んでいますが、至る所に岐阜市の発展のために計画されたものが造られていたのです。 また、街には赤や緑の色が目立ち始め、クリスマスツリーや飾りが買い物客を楽しませていました。 「もうクリスマスの時期なのか」と、ふと一年を振り返ってしまう瞬間でした。
少し周りを見渡してみると、意外に面白い物や場所が身近にあるものです。
Written by K.Kikuchi
JR岐阜駅
今回は、普段利用しているJR岐阜駅を紹介します。
岐阜市の玄関口でもあるJR岐阜駅は、毎日通勤や通学等で多くの人に利用されています。以前は、かなり古くなっていて薄暗い駅だったのですが、最近新しくなり、きれいに変わりました。
電車は全線高架になり、各ホームにエレベーターやエスカレーターが設置され、また飲食店や証明書等を発行するコーナーや観光案内所も開設されました。 快適になった駅舎では、楽しそうにおしゃべりをしながらお茶を飲んでいる人の様子がガラス越しに見えました。
駅の外に出てみると、広場や駐車場、タクシー乗り場があり、そこもきれいに整備されていました。 広場を歩いていると、寒い中でもベンチでくつろいでいる人がけっこういました。そんな前を通ると、目に留まるものがあります。南口から東に向かって、ずっと壁に沿って小さな滝のように水が流れているのです。
岐阜の山々と清流をイメージしてデザインされたものだそうです。暗くなると、ぼんやりとした淡い明かりに灯されて、昼間とはまた少し違った雰囲気になります。 その他、乗降場の段差をなくしたり福祉面も配慮した駅になりました。 新しくなった駅は、岐阜の人はもちろん、他の地域から来た人も気持ちよく迎えてくれるような玄関であってほしいです。
Written by K.Kikuchi



